先日、仙台市にある日和山が18年ぶりに日本一低い山に返り咲いたそうです。東日本大震災の影響で6メートルあった高さが半分の3メートルになりました。「標高わずか3m、あの天保山より低い山あった」という記事になっています。
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山の定義とは?
かつて標高6メートルの国内2番目に低いとされた日和山は、東日本大震災の津波で削られ、消滅したとみられていた。しかし国土地理院が改めて被災地沿岸の地形を測量し、3メートルの「山」と確認。
日本一低い山が、3メートルしかないと知ったときは驚きました。これが山なら誰でもアルピニストになれそうです。
山の定義って一体?
国土地理院のHPで調べて見ました。測量の一般的事項に関するQ&Aからの抜粋。
山の名称は,市区町村からの資料に基づいて,主要なものをその山頂部に対して表記します.
このため,表記する山は市区町村からの資料に記載され,かつ,主要なものである必要があります.
市区町村が山と認定することができると読み取れます。それだと町おこしのために認定が乱発されてもおかしくないはず。そうなっていないのには理由がありました。やはり厳しい条件があるようです。
測量面で重要な意味を持ち、三角点や標高点がないといけないようです。
前チャンピオンの天保山は人工的に作られた山
山の定義を調べていて衝撃的な事実をしりました。前チャンピオンの天保山が人工的に作られた山、いわゆる築山(つきやま)だったのです。
大型船を入港させやすくするために工事した際、川の土砂を積み上げられてできた山です。完成当時は20メートルの高さがありました。
その後、幕末、外国船の威圧に対して警護するため砲台を設置した際に削られ、高度成長期の時代に地下水をくみ上げすぎて地盤沈下を起こして、現在の4.53メートルになったそうです。
人工的に作られた山ですが歴史がありますね。
ではでは。