POPOLOGです。12月に入ってから話題の「楽天でんわ」、皆さんはもう使い始めたでしょうか。興味がわいて調べてみました。このサービスを知れば知るほど楽天のスゴさが分かりました。
スポンサーリンク
どんなサービスなのか?
スマホの通話料金が現行の半分(30秒で10.5円)になる通話サービスです。楽天の子会社である通信会社フュージョンの電話回線を経由することにより実現しているそうです。
昔、流行したマイラインの携帯版といえます。旧日本テレコムの0088が有名ですね。
Lineなら無料通話できるよ!
って声が聞こえてきそうですが、Lineは無料通話ができますが、データ通信のため通話品質が悪かったり、Line同士でしか通話できないといった制限があります。
一方、楽天電話は有料ですが、電話回線を使っているのでスマホから普通に電話するのと品質は変わりませんし、携帯や国内の固定電話にもかけることができます。
なので、Lineの無料通話とは似て非なるものです。
似たようなサービスはあるの?
以前から先行して運用されているサービスがあります。050plus、G-callなどが有名です。
各サービスの基本料金と通話料金(30秒)を比較してみました。
サービス名 | 基本料金 | 電話番号 | アプリ同士 | 携→携 | 携→国内固定 | 携→海外固定 |
---|---|---|---|---|---|---|
楽天でんわ | 無料 | 携帯と同じ | - | 10.5円 | 10.5円 | - |
G-call | 無料 | 携帯と同じ | 無料 | 10.0円 | 10.0円 | 29.0円 |
050plus | 315円 | 050番号 | 無料 | 8.4円 | 1.4円 | 1.4円 |
050plusの固定電話への通話料金の安さが際立ちますね。電話番号は050番号になりますが、ヘビーユーザーなら迷う余地はないですね。
楽天でんわとG-callがモロかぶり感が半端ないです。それなのに後発の楽天でんわの方が条件は悪いところに驚きました。
そもそも安いのか?
そもそも、30秒 10.5円という料金は安いのでしょうか?
実はいうと10.5円という金額は、auなら「通話ワイド24」、ソフトバンクなら「ダブルホワイト」のオプションに加入している場合の料金と同じです。
破格な値段設定というわけではなさそうです。基本料金がかからないのでお得といえば得です。
それなのに、なぜ話題に?
- 既に先行するサービスがある
- 話題になるほどの価格設定でもない
なぜ話題になったのでしょうか?
「楽天の利用者層の携帯電話の通話時間」に理由があるのかなと思いました。
これは有名オンラインショップの利用者層の調査結果です。楽天だけ抜粋したグラフです。一年前のデータですが興味深い結果になっています。
→ 「楽天市場」の人気は年齢に比例して上昇、一方「Amazon」は年齢に反比例
年齢が高くなるにつれて利用者率が高くなる傾向があります。
僕がそうなのですが年を重ねるにつれて、通話時間は減ってきています。契約プランも通話に関しては必要最低限のプランに加入しています。
なので、今回の「楽天でんわ」を知ったときは「これだ!」って驚きました。
G-callはどうなのか?
積極的に電話を使わない人は、そういう通話割引サービスを探そうとも思わないのではないでしょうか。
そこに身近なオンラインショップの楽天から「こんなの始めたけど、どう?」なんて言われたら・・・
何だかんだ叩かれていはいますが、楽天ブランドの底力なんでしょうね。
ほんじゃまた!