4年前に出版されたノート術をまとめた本。Evernote活用のブラッシュアップのため購入したのですが、紙によるメモ術が非常に参考になりました。メモの取り方からアイデアの出し方までの一覧の流れが紹介されています。メモの必要性、活用方法に悩んでおられる方には、ぜひお薦めしたい一冊です。
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目次
読了後
なぜ100円ノートなのか
A6サイズならポケットにはいる
何と言っても移動時に荷物にならない。またA6サイズなら胸ポケットや尻ポケットに、常時入れておけるサイズなので急な呼出しにも携帯しておけます。
自分のフォーマットで書ける
定型フォーマットだとメモするときに書き方をあれこれ悩んでしまうことがあります。積み重なるとメモ自体が億劫になってしまいます。シンプル・イズ・ベストです。
ビジネス手帳は一年で一冊
100円ノートであれば、ページが足りなくなればノートを替えればいいだけなので残りを気にする必要はありません。
メモを気軽に取れる状態が大事
メモの面倒くささを飼いならすできるだけシンプルなシステムを心がけていきます。それは、重要度に応じてベンの色を変えたり、書くスペースを限定せずに、単純に前のベージから順に書き付けていく。スペースがなくなったら、次のノートに移る。これだけです。
第1章 複雑なのは続かない、使えない P.34
やはり気軽に使えることが一番のメリットです。気軽に使えるとメモを取るのが億劫にならないということですね。
アイデアの出し方
情報管理にマメでないとアイデアは出ない
何も無いところからアイデアを出すことは非常に難しいです。日常生活での思いつき、日記、ライフログなどを収集して、並べてみたり、色んな角度から見たりして初めてアイデアが湧いてきます。
何でも記録していれば、自然とアイデアは生まれてくるからです。メモすることとアイデアを出すことは最終的には地続きになっています。情報管理において「マメな人」でないといいアイデアを出すことは難しいのです。
第5章 メモを宝に変える「アイデア術」 P.167
いいアイデアは大量のゴミアイデアから
メモは他人に見せることはないのですから、思いついたことはとにかく書き留めることが大事だと思います。他人に見せるには恥ずかしいアイデアでも良いアイデアを出すための貴重な資源と成り得るからです。
いいアイデアというのは簡単に出てくるものではありません。いろいろと考えていても、いいアイデアとなるとごくごく一部。日常生活で思いついたアイデアは、ほとんどが使えないゴミばかりなので、真面目に書き付けておくのも馬鹿らしくなってきます。ただそれでも、いいアイデアは常に大量のゴミアイデアのなかから出てくる。
第5章 メモを宝に変える「アイデア術」 P.171
他にも情報に対するタグの付け方や情報の検索方法などについても紹介されています。気になる点としては、著者は「デジタルは活用しても記憶の道具としては全く信用していない」というデジタル嫌いな節があります。この部分にアレルギーを感じると少し読みづらいかもしれません。
目次
一冊にまとめるほうが、結局うまくいく
第1章 複雑なのは続かない、使えない
第2章 情報を一元化する技術
第3章 予定と記録を一元化する「時間管理術」
第4章 ネタになる断片メモの「保存法」
第5章 メモを宝に変える「アイデア術」
第6章 分類せず一発検索する
あとがき